イントロ 木村克彦 感動プランニング「なぜ、何に、私たちは心を震わすのか?」
今日は「AIの今と私たち」というテーマで、小林由幸さんと三浦謙太郎さんをお迎えしてお話を進めていきたいと思います。お二方、よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。 私は木村と申します。
これまでソニーで領域横断のアクティビティを担当してきましたが、昨年独立しまして、今は自分の事務所でパブリックに向けた活動を広く展開しています。
「なぜ、何に、私たちは心を震わされるのか?」
この問いを原点に、一人ひとりの実体験や心の鼓動が、どんな違いがあっても互いに触れ合うことで、その奥にある人や世界の本質に近づき、進化と未来を広げていける。そういうことをやっていきたい。
これまで、技術・エンターテインメント・社会貢献など、さまざまなテーマを取り上げてきました。回数も200回を超え、多くの気づきや関わる人たちのモチベーションを高める手応えを感じながら進めています。
そして今日は「AIの今と私たち」。AIは世界の革新をけん引する力でありながら、その行く末に懸念の声も上がるなど、大きな社会的インパクトを持つ存在になっています。セッションでも今後定期的に取り上げ、専門的な話だけでなく、それぞれの視点から感じていることや見えていることを共有しながら、自由に対話し、気づきを得て次に進んでいきたいと思います。
小林さんは、大企業での仕事だけでなく、ご自身で開発したものを事業化されたり、YouTuberとして活動されたり、音楽家としても才能を発揮されています。小林さんとしては、どれが一番好きなんですか?
どれも好きですね。面白いと思ったことを誰かに話したり、作品として残したり、SNSでくだらないことを書いたり。何かしら皆さんに楽しんでもらえることができれば、それが今日のテーマである「感動」につながって、やっている本人としてもすごく面白いです。
すごくつながってますよね。でも、つながる人とつながらない人がいるのはどうしてなんだろうっていう仕組みを、こうして直接お話しすることで、私たち自身も体感していけるのではないかと思います。三浦さん、今日はどちらにいらっしゃるんですか?
今はシリコンバレーで、移動車の中から参加しています。マウンテンビューやクパチーノあたりですね。
大谷選手、現地では盛り上がってますか?
そうですね。野球はロサンゼルスの人たちのほうが盛り上がっていて、トロントまで行っている人たちもいます。
こうして現地ともつながりながら、順番にお話をいただいて、皆さんからのツッコミやコミュニケーションも交えつつ、最後にはインタラクションの時間も設けて、できるだけ多くの視点をカバーしていきたいと思います。それでは、小林さんからまずお話をお願いできますでしょうか。



小林由幸さん「AIで何でもできるようになった時に、我々は本当に何がしたいのか?」
■今のデータを見ると、AIってどんな状況なのかを、できるだけみんなに手触り感のある形で伝えられたらいいなと思っています。
今年の9月まで、ソニーグループでAI関連の研究開発を続けてきました。最新のAIを調べて、戦略を提案したり、社内でどう活用を進めるかを考えたりしていました。
目に見えるところで言うと、「ニューラルネットワークコンソール」というAIモデルの開発環境を2015年ごろから社内で使っていて、今ではオープンソース化されてGitHubで誰でもダウンロードできるようになっています。こういったツールを作ったり、ディープラーニングの解説動画をYouTubeで公開したりして、企業研修や学校でも使ってもらえるようになって、やってよかったなと感じています。
趣味では、面白いと思ったことをYouTubeで話したり、作品として公開したりしていて、中学生のころからずっと続けています。AIの仕事は辞めたつもりなんですが、いざ辞めてみるとやっぱりAIのことを話したくなってしまって、動画の公開もまた始めています。けっこう反響があって、手応えを感じています
■AIって今どこまで来てるのか。性能がどんどん上がっていて、たとえば数学オリンピックで金メダルを取ったり、アメリカの司法試験で上位の成績を出したりしています。でも、そういう話を聞いても、あまり実感がない人も多いと思います。
そこでIQスコアに注目してみました。IQって誰でもちょっと気になる指標ですよね。中学生でも「君のIQいくつ?」みたいな話になることがあります。
最近のAIモデルは、IQテストみたいな問題も解けるようになってきています。文章だけで構成された問題は文章化して解かせて、画像も扱えるモデルならそのまま問題を解かせることができます。
■青い点は、各モデルのIQスコアで、公開されているテストの成績です。もしかしたら学習時点で見ていた問題かもしれません。オレンジの点は、公開されていない新しい問題を使ったオフライン試験の結果です。
どちらを見ても、世界トップレベルのAIモデルは、どんどんIQスコアを伸ばしています。
数学オリンピックで金メダルを取るにはIQ160以上が必要と言われています。数学の問題だけじゃなく、一般的なIQテストでもかなり高いスコアを出していて、厳しい画像問題でもオフラインで120くらいのスコアを出しています。このペースで成長すると、2026年の春には130〜140くらいになって、人間の大半を超えることになりそうです。
もちろん、それ以上に優秀な人もたくさんいますが、人類の90%以上を超える可能性があるというのが今の状況です。
■最近話題になっているAIエージェントも、どんどん進化しています。2022年にチャットAIが出てきたころは、一問一答で終わることが多かったですが、2023年にはAutoGPTのように、一度リクエストするとAIが自律的に作業を続けるようになりました。
研究好きな人たちの間で試され始めて、2024年には、数十分作業を続けるAIが登場しました。今では、プログラミングの指示を一回出すだけで、チームのように動いてくれる感覚で使えるようになっています。数時間働かせることもできます。
個人的にも、AIエージェントを使ってAIエージェントを作って仕事をさせてみました。今も裏でずっと動いています。たとえば、オーディオ製品についていろんなウェブサイトの記事を調べて、それをまとめて一つの記事にする作業をしています。1記事あたり30分から1時間くらいかけて作ってくれます。こんな感じの初期プロンプトを設定して、ウェブサイトを更新し続けるAIエージェントを作りました。
AIがコンテンツを大量に作ることで、低品質な記事が増えるんじゃないかという懸念もあります。でも、実際に読んでみると、既存のレビューよりも参考になる内容が多くて、メーカーへの忖度もありません。率直な内容を書くように指示しているからです。
使い方次第では、AIが作るものが人間の成果物よりも有益になることもあります。性能はこれからも上がり続けるので、活用の幅も広がっていきます。使う側から見ても、どんどん使いやすくなっています。
2005年ごろは専門知識が必要でした。2015年にはツールやライブラリが増えて、技術者には使いやすくなりましたが、一般の人にはまだ難しかったです。でも今では、テキストで指示するだけで、誰でも使えるようになっています。
さらに簡単になっていきます。何も意識しなくても、AIが自動的に意図を読み取ってくれるようになってきています。高度なのに、使いやすくなっているんです。
■AIと人間を比べると、人間ってこんなに不完全だったのかと感じることがあります。IQ115くらいの人材を企業が月収50万円で雇うと、気分で性能にムラがあったり、言うことを聞いてくれなかったりします。解雇も難しくて、いろいろ面倒です。
それに対してAIは、月数千円で何でも言うことを聞いてくれます。雇い放題、解雇も自由、遠慮もいりません。数十人、数百人のチームを持つような感覚で使うこともできます。
仕事を奪われる側じゃなくて、雇う側の視点で見てほしいです。まだ部下がいない学生や新人社員でも、超優秀な人材を自由に使える世界が広がっています。
他にも、これから登場する高度なAIとして「ワールドモデル」があります。画像や映像を生成するだけじゃなく、インタラクティブな世界を作ることができます。テキストを入力すると、ヘリコプターを操縦したり、世界の中を歩き回ったり、壁に絵の具を塗ったりと、リアルな体験が可能です。
ロボティクスの分野でも、口頭で指示を出すと、視覚と聴覚を持ったロボットが柔軟に対応してくれます。まだ動きはぎこちないですが、近いうちに工場の作業員のようにテキパキと働いてくれるようになるでしょう。しかも24時間365日、安く働き続けます。
■でも、人々の不安はピークに達しています。
アメリカの調査では、楽観的な人が32%、悲観的な人が45%で、悲観の割合は年々上がっています。インターネットが登場したころよりも、今のほうが悲観的な人が多いです。
どういう人がAIに不安を感じているのかというと、まず年収が低い人たちです。単純作業が多くて、仕事を奪われる不安があるのかもしれません。65歳以上の方も、新しい技術に対する不安があるようです。スキル不足も影響しているかもしれません。
でも一番大きいのは「使っていない」ことです。週に1回以下しか使っていない人が、最も悲観的な傾向を示しています。逆に楽観的な人は、若くて高収入で、毎週AIを活用している人たちです。
つまり、使っていないと不安になるということです。
スマホや昔のパソコン、インターネットもそうでしたが、「ウイルスがあるらしい」「個人情報を取られるらしい」といった不安から使わないでいると、ずっと不安なままになってしまいます。でも、思い切って徹底的に使ってみると、「こんなに便利なんだ」とすぐに解決できるようになります。
■いろんな方にアドバイスしてきた中で感じたのは、企業ではルールが厳しくて使えない一方で、個人ではガンガン使っている人もいるということです。若い人は1日2日で、年配の方が1年かけても到達できないレベルにすぐ届いてしまう。この意識の差はとても大きいと感じています。
「AIはやめておこう」と思うと、試す範囲が狭くなって、使わないまま取り残されていきます。ここまで取り残されたんだからもう貫き通そうと、ずっと使わないスパイラルに入ってしまうこともあります。
逆に使ってみると、「こんなこともできるんだ」とどんどんできることが増えていきます。同じ考え方をいろんな場面に応用できるようになって、お金や労力をかければもっと高い効果が得られるようになります。そうやって良いスパイラルが回り続けます。
一度その「閾値」を超えた人は一気に羽ばたいていきます。でも、超えられない人はずっとその前にとどまったままです。この差はどんどん広がっていきます。私がいろんな人を見てきた中での実感です。AIに仕事を奪われるというよりも、AIを活用する人や企業が飛躍していくということです。
その結果、両者の格差が広がっていく。これが本質だと思っています。たとえば、従業員1万人の企業があったとして、今はAIを使っても2倍くらいの差しかないかもしれません。でも、来年や再来年にはその差が2倍、3倍、10倍と広がっていって、1万人分の生産性しか出せない会社と、10万人分の生産性を出せる会社の差が生まれてくるわけです。
■ぜひ皆さんに問いかけたいのは、「もし自分がビリオネアや一国の王で、無限に労働力を使える立場だったら、何を実現したいですか?」ということです。つまり、AIのような存在が出てきて、ほぼ何でもできるようになったときに、「本当に何がしたいのか?」という問いです。
「私はこんなことがしたい」「こんなこともやってみたい」と、自分だけが喜ぶのではなく、世の中を良くするため、人が喜ぶようなことを実現できたらいいなと思います。通り一遍の「困っている人を助けたい」ではなく、まだ誰もやっていないような答えを出していける人が、これからの時代に強くなっていくと思います。
AIを使いこなすことで、こうした練習も効率的にできます。私も日々試しています。「こういうことやったら面白いな」と思ったことをどんどん試しています。みなさんにもぜひやってみてほしいです。
■まとめになりますが、とにかく徹底的に活用することが大事です。使わないと、そもそも話が始まりません。
最新のAIを使うこともとても重要です。半年経つともう古い技術になってしまいます。一度使って満足してしまうと、昔の技術で止まってしまう人も多いです。2018年くらいのディープラーニングを使ってみて、「どういう世界を実現したいか」というビジョンを持っている人が、AIの力を最大限に活かして、これからの世の中を作っていくと思います。
今日お話を聞いてくださった皆さんの中で、「こういう世界を実現したい」と思った方が、AIを使ってそれを形にして、世の中がより豊かになることを願って、私の話をいったん締めたいと思います。
ありがとうございました。
---
このエネルギーは本当にすごいですね。今そこにいらっしゃるのは、小林さんご本人で、AIじゃないですよね?
はい、よく言われますけど、一応生身の人間です。
生身の人として、ずっとこういう仕事を続けてこられて、今まさに加速している状況ですよね。AIと呼ばれていなかった時代から関わってこられて、一番印象に残っている開発プロジェクトを挙げるとしたら、何になりますか?
やっぱり「ニューラルネットワークコンソール」ですね。ディープラーニングの開発環境で、AIの民主化を目指したものです。以前は一部の研究者しか作れなかったAIモデルを、小学生でも自分で作って公開できるようになった。昔のAIにはどこかに天井があって、どれだけ頑張っても性能が頭打ちになる感じがありました。でも、今は性能がどんどん上がっていく可能性が見えていて、「あとはここに賭けるだけだ」と思えたのは大きかったです。
今、世界中で巨額の投資が続いています。批判的なニュースも出ていますが、今のところその流れが覆る気配はまったくないですよね。
だからこそ、前に進もうと。みんなで一緒にやっていこうと。そのための環境づくりが大事だと思っています。誰でも使えるような状況にして、実際に触れてもらって、怖いという印象を取り払っていく。新しいアプリケーションをどんどん生み出していく。そして、トップレベルの人たちとも議論を深めて仲間を増やしていく。
過去を振り返っても、技術が普及すればするほど、世の中は豊かになってきました。最近では「加速主義」なんて名前もついていますが、未来を少しでも早く引き寄せることが、多くの人にとって幸せにつながるんじゃないかと、私は思っています。
小林さんは、どうしてそんなにエネルギッシュでいられるんですか?
うーん、基本的には遊んでるだけなんですよね。誰かにやらされてるわけじゃなくて、自分の興味のままにやってるだけです。最初はエゴだったり、無駄なことをやってるように見えるかもしれません。でも、世の中の多くの人は、自分を過小評価してると思うんです。実際にやりたいことを徹底的にやってみると、しょうもないことには飽きてくるんですよね。たとえば、豪華なことをやっても「で、何?」ってなる。
そうすると、自然と「人を喜ばせたい」とか「世の中に貢献したい」っていう目標に変わっていくんです。そうなったらしめたもので、あとは自分のやりたいことを徹底的にやるだけ。それが結果的に人に喜ばれて、もっとやりたくなる。そのうち「この人、なんでそんなにエネルギッシュなんだろう?」って言われるようになる。でも、本人はただ遊んでるだけなんですよね。
なるほど。ご本人としてはそういう感覚なんですね。でも、周りから見ると驚きだと思います。とはいえ、うまくいかない時期もあったのではないですか?
もちろん、認められないことだらけでした。ソニーグループに26年半勤めましたけど、よく続いたなと思います。この性格で、興味のあることしかやらない不良社員を、よく飼ってくれたなと(笑)。ソニーの包容力は本当にすごいです。でも、認められないことは日常茶飯事でしたね。逆に、ずっとやってるとアウトローでいることが楽しくなってきて、「今度は誰を怒らせてやろうかな」なんて思ったりもしてました。
歩みですね。AIをやってきた中で、小林さん自身も進化されていると思います。
そうですね、変化だらけで、一つに絞るのは難しいです。でも、私だけじゃなくて、AI教育を受けた人たちの成長を見ると、本当に感じるものがあります。今では学生でもAIを使って、たくさんの人に指示を出す経験ができます。私自身も、最初は曖昧な指示しか出せなかったんですが、AIって具体的に指示しないと動いてくれないので、フラストレーションを感じるんですよね。でも、それって結局自分の問題なんです。
相手が人間じゃなくてAIだからこそ、全部自分の責任として受け止められる。そういうループを回すことで、自分の成長につながっていく。自分では気づきにくいんですけど、人が成長していく姿を見ると、本当に強く感じます。1週間くらいAIとやり取りしてる若い人が、すごく本質的なことを理解してるのを見ると、「やっててよかったな」と思いますね。教育活動を通じて。
なるほど。教育活動のモチベーションって、そういうところにあるんですね。今日も小林さんは「みんなもやってみませんか」と呼びかけていて、「ああ、そういうことをやってるんだな」と、2ステップ、3ステップ踏んでみようかなと思えるような話でした。素晴らしいです。では最後に、小林さんがこれから進んでいこうとしている方向や、野望があれば教えてください。
そうですね。AIを活用する人がどんどん増えていく、いわば“ネズミ講”的な広がりを狙っています(笑)。20年くらい前に機械学習を教えた人たちが、今では第一線で活躍していて、新しい体験を生み出している。その人たちがまた講師になって、新しい人を育てている。そういう循環がすごくうれしいです。
私もYouTubeでAIの解説動画を出していますが、プロ向けの話を一般の人に向けてすることに、どれだけ意味があるのかは正直まだ分かりません。でも、私が期待しているのは、そういう話をきっかけに、ポジティブな社会の影響を生み出す人が出てくることです。何かを作って広める人、教育する人、そういう人たちが全体のレベルを引き上げてくれたら、これ以上うれしいことはありません。情報発信の意味は、そこにあると思っています。
本当にその通りだと思いますし、もうすでに半分は実現されていると思います。小林さんも、迷いながら、試行錯誤を繰り返しながら進んでいる姿がよく伝わってきました。それはまさに人間らしい営みで、一緒にやってみたいと思わせてくれるものだと思います。今日は本当にありがとうございました。
それでは、ここからは三浦さんのお話に戻っていきましょうか。

【開催速報】 AIの今と私たちは?
■ AIを実際に長く開発してきた小林さんは明言。「AIの圧倒的な進化の中、不安を感じるより、活用し乗り遅れないことが生命線。AIは、創りたい像を持つ者たちが世界を急速に作り変えていく力になる。ぜびみなさんも一緒にやっていきませんか」元ソニー機械学習研究開発者
■ US西海岸のAI開発と社会環境の中で、商品サービスを推進する三浦さんは、「AIが進化するほど、人間には何を感じていくのかが求められる。AIが話すほど、静けさの価値が上がる。人の余白を取り戻すためのテクノロジーと体験。それを次のAIのテーマとして今がある」DouZen Founder and CEO
お二人の、時代にどっぷり浸かって最先端を取り入れ、逡巡しながらも楽しく実践を重ねていく姿は、とても魅力的で心が動かされるものでした。
■「AIは、人類の夢、生命の夢、エントロピー最大化の法則下の宇宙の夢に直結するもの。進まない手はなく、この技術を一刻も早くいろいろな価値につなげることに貢献していきたい」
■「AIは、今自分の知的好奇心を拡張してくれるパートナー。今までのテクノロジーとは、スケール的にも加速度的にもレベルの違う世界にワクワクしています」
ストリーミングやレポート配信準備の間、まず速報とスライドをシェアいたします。

10・31開催の感動セッションは、AIを取り上げます。
今世の中はAI(Artificial Intelligence 人工知能)。どこに行ってもAIを目にしないことはなく、AIが語られない日はありません。
世界の革新のドライビングフォースとして進化が加速する一方、その行く末を社会的に懸念する声も拡大しています。感動セッションも、「心を震わす よりよい人と世界の未来をつくる」ことに大きく影響を与えるものとして、定常的に取り上げていきます。
それは、専門的な講義ではなく、実際に様々なかたちでAIに直接接し、取り組まれる方たちの実感と広い思いや考え。
AI開発に携わる中で気づいたAI技術の本質や変化、プロダクトやサービスの中に活かしていくためのヒント、これからの人間社会のあり方についての考察、さらにはお二人がどうしてここまで深くAIに関わるのかご自身の振り返りまで。
技術者の方から一般市民の我々までが、共通して大切と思う部分を見つめ、自由に対話し、考えていくこと、さらにそれを繰り返し、広げていくことが、さらなる気づきを生み、前に進んでいくために重要と考えています。
シリコンバレーと東京をつないだセッションに、どうぞどなたでもお気軽にご参加ください
10・31(金)12:30-14:00 TEAMS会議(都合により当初予定から30分後ろ倒しています)
「AIの今と私たち~技術・ビジネス・日常から見えること」感動セッション 公開録画収録
■ご登壇者
小林 由幸さん 元ソニー機械学習研究開発者
1999年にソニーに入社、2003年から機械学習技術の研究開発を開始し、音楽解析技術「12音解析」のコアアルゴリズムや、認識技術の自動生成技術「ELFE」を開発。その後、「Neural Network Console」を中心にディープラーニング関連の技術・ソフトウェア開発を進め、機械学習の普及促進や新しいアプリケーションの発掘にも注力。この9月にソニーから独立。 https://www.youtube.com/c/frievea
三浦 謙太郎さん DouZen Founder and CEO
ソニー在籍時にはVAIOおよびCLIEの商品企画を担当。MBA留学とベンチャー企業を経て、2011年に次世代UIを創造するスタートアップ「DouZen」を創業し、2018年には家族との思い出をシンプルなUIとハードウェアで記録するデバイス「Hale Orb」をクラウドファンディングで発表。現在は複数のスタートアップ支援に携わりながら、AI時代における“人に寄り添うデバイス”のあり方を探求し、次世代のプロダクト開発を進めている。シリコンバレー在住。 DouZen Page
<感動セッション>
2019年に企業のボトムアップの取り組みとしてスタート。テクノロジー、エンタテインメント、ダイバーシティからサステナビリティまで、トップマネジメントから新入社員まで、自在に愉快に横断しながら、各社に展開。感動は私たちが生きる世界のどこにでもいつでもある。誰もが違って どれもが極限 。確かな実感に偽りはない。多様な実感を合わせた中にヒントがあるはず。累計開催は200回、参加20万人を超過。「心を震わす ひとと世界のよりよい未来をつくろう」どこまで続きます。 お問い合わせ先 感動プランニング https://www.kandoplanning.com/ kandoplanning@outlook.com https://www.facebook.com/kimura.katsuhiko.kando

























