#25 女川の本屋、三代目。― 震災と過疎からひらく未来
今回の感動セッションは、宮城県女川町の「本のさかい」三代目、酒井重義さんをお迎えします。
女川は、2011年の東日本大震災で町の中心部が壊滅的な被害を受けました。それから15年。町は大きく姿を変え、「復興のトップランナー」とも言われる歩みを進めてきました。一方で、人口減少、高齢化、地域産業や商店の存続など、そもそもの「過疎」の現実が露呈しています。
その象徴の一つが、町の本屋です。
全国で地域書店が姿を消していくなか、人口6000人弱の女川で、80年近く続き、いち早く再開させた本屋を、どう未来へ残すのか。
酒井さんがたどり着いた一つの答えが、本を売るだけではなく、本をきっかけに人が集まり、学び、語り、新しいつながりが生まれる「みんなの本屋大学」。様々な取り組みやイベントに全国からの参加や応援が広がり始めています。酒井さんは、柔道を通じた教育、森や自然との共生、共生農法、そして「風の谷」のような人口減少時代の新しい地域のあり方と、ご自身の経験や知見を総動員して広げ、ことにあたっています。
私、木村も女川町出身。先日50年ぶりに、酒井さん親子とお会いした時に、中学生の頃、ここで買い、読みつくした何冊もが今に生きていることを実感しました。私自身は、
本との出会い。
町を離れてからの人生。
震災で大きく姿を変えた故郷。
そして今、その本屋の三代目と、未来について語り合う。
本屋に限らず、これからの地域をつくるのは、大きな一つの「正解」ではなく、こうした一人ひとりの「好き」「関心」「できること」がつながり、次の行動を生み、その連鎖が少しずつ町を動かしていくことなのではないかと感じています。
人生も町も、無関係に見えていたものが、ずっと後になってつながることがある。どんな小さなことでも、大きなきっかけになりうる。
未来は、誰かがつくってくれるものではない。
一人ひとりが持っているものを持ち寄り、つなぎ合わせるところから、ひらいていく。
酒井さんの意思と歩み、二人の女川での記憶を交差させながら、小さな町と日本の地域のこれから、そして私たち自身の生き方までを楽しく考えたいと思います。
女川の本屋、三代目。― 震災と過疎からひらく未来
10月1日(木)18:30–19:30
オンライン/参加無料
出演
酒井 重義 NPO法人judo3.0代表理事。女川みんなの本屋大学(本のさかい)副店長
木村 克彦 感動プランニング
当日の参加は時間になったら、このURLから(登録不要)
https://youtube.com/live/UFhIgXyDeWo?feature=share
双方向のZOOM参加は、以下からご登録ください
酒井重義
NPO法人judo3.0代表理事。女川みんなの本屋大学(本のさかい)副店長。全日本柔道連盟発達特性特別委員会副委員長。宮城県女川町出身。石巻高校、東北大学法学部・同大学院法学研究科修士課程修了。都内での弁護士活動やベンチャー企業勤務を経て、2015年にjudo3.0(後にNPO法人化)を設立、全国の柔道指導者と連携して子供の国際柔道交流の支援や発達障害に関する研修に取り組み、グローバルでインクルーシブな柔道教育の普及に取り組む。2025年から宮城県女川町の実家の書店「本のさかい」のリバイバルに取り組み、本屋を起点とした市民大学「女川みんなの本屋大学」を設立、シェア本棚の運営、読書会、地域の文化や生態系を学ぶイベントの開催など、多様な学びと対話の場づくりを行っている。
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